1-1 Over all gamma method

 {\gamma_o} =  {\gamma_n}× {\gamma_p} = 1

 ネガフィルムのγ( {\gamma_n}) と 印画紙のγ( {\gamma_p}) の相乗積をOver All Gamma( {\gamma_o}) といい,  {\gamma_o}で調子再現を考察する方法.  {\gamma_o} =  {\gamma_n}× {\gamma_p} = 1 が目標値
写真の科学 田中益男著 144Pより

 

というわけであるけれど、一言に「調子再現」といっても他にも沢山あることはまぁこんなものを発見した諸兄ご存知だろうけど、もう少し例を上げてみることにする。

調子再現法の種類

  1. Grade Matching ネガのコントラストと印画紙のグレードとのマッチングを考えるプリント法

  2. Zone System  言わずと知れたアンセル・アダムスが残したシステム。個人的意見だけど結局意外と普通

  3. Range Matching ネガの濃度域と印画紙のレンジとのマッチングを考えるプリント法

  4. L.A.Jones's Graphic Method 被写体輝度と像面照度,ネガフィルムの特性,印画紙の特性を勘案して調子再現(被写体輝度と画像特性の関係)を考察する方法.

このように色々な調子再現法が有るようだ。 今回私は題名にもある「Over All Method」を実践しようと思うが、他の方法についても追々何か有ったら書こうとおもう。